会社設立の経緯

Interview

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「自分たちだけの、価値あるプロダクトをつくりたい」。
そんな期待に応えるには、自由なスタイルが必要だった。




独立したら二人で会社をやりたい。二人の気持ちはシンクロしていた。

私たち二人が出会ったのは、携帯電話のアクセサリーを企画・開発・販売している会社でのことでした。南谷が先に入社していて、下井が後。なんなら下井の面接官は、南谷でした(笑)。当時、南谷はすでにヒット商品を連発していて、会社の中でもエース級の存在。下井はそんな南谷が持ってくるたくさんの発注をさばきながら、「いつか独立したら、この人と一緒に会社をやりたい」と思っていたと言います。 そんな会社の売上規模が十数億を超えた頃、下井は先に会社を飛び出し、「今より小さな規模の会社を育ててみたい」と同業企業へ転職します。そこで下井は発注をさばくだけでなく、在庫管理から出荷から、海外協力工場とのやり取りから、労務管理から、果ては資金繰りまで任されていきました。下井は「独立へ向けた修行」と捉え、がむしゃらにがんばる中、まだ前職の会社で存在感を発揮する南谷とは定期的に会食をしていました。 南谷は会食で下井の相談を受けながらも、内心では「下井が羨ましい」と思っていました。下井からの誘いを何度も受け、南谷は下井が経営まで切り盛りする前述の会社への転職を決意します。この二人の再会が、underという会社の母体となったと考えていただければ間違いありません。



携帯アクセサリーに長年携わってきたから、どうやってヒットに導くかもわかっている。

なぜ前述の会社ではなく、新たにunderを立ち上げたのか。それは今まで以上に自由なスタイルで、二人のこれまでの経験を活かしたプロダクト提案がしたい、という強い想いがあったからです。長きにわたって携帯電話のアクセサリーという商品の企画・開発・製造・販売に携わってきたことにより、二人は「今、どこのメーカーの携帯電話アクセサリーで、どんな種類の商品が、どこで、どれだけ売れているか」が手に取るようにわかります。つまりマーケットの動向がどうなっているか、がわかっている。だからたとえば「どんな商品を市場へリリースすればヒットするか」がわかるのはもちろん、「どんな協力工場に製造を依頼すればいいか」「どの製法だったらイメージしている商品を実現できるか」「こういう商品ならどれくらいの納期になるか」「物流コストはどれくらいかかるか」といったことまで、たくさんのトライ&エラーを通じて身につけています。単に低コストで大量生産してそこそこ売れるスタンダードな商品もその存在価値はありますが、二人にプロダクト提案をご依頼いただければ、他にはないオリジナリティあふれるプロダクトを、コストや流通のことも含め、マーケットニーズに応じた形で仕上げられます。「自分たちだけの、価値あるプロダクトをつくりたい」というご要望には、全力でお応えしたいと思っています。






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